ベルギー・EU動向(2011年9月1〜30日)
ジェトロ・ブリュッセル事務所
(1)リュッジェン氏、cdHの新党首に
ブノワ・リュッジェン(Benoit Lutgen)氏が、ワロン(フランス語)系キリスト教民主政党「中道民主人道主義(cdH)」の新党首に就任した。前党首は、暫定政府のジョエル・ミルケ(Joelle Milquet)副首相兼雇用・機会均等相。 (9月1日)
(2)連立交渉、BHV問題で初めて合意
アルベール2世国王から連邦政府の組閣を任されているワロン(フランス語)系社会党(PS)のエリオ・ディルポ(Elio Di Rupo)党首は、ブリュッセル・ハレ・ビルボールデ(BHV)選挙区の分割問題で、主要8党と初めて「歴史的な」合意に達した。合計54コミューンからなるBHV選挙区のうち6コミューンの住民に限っては、地元かブリュッセル首都圏のいずれかの候補者への投票が選択できるようにする。 (9月14日)
(3)ルテルム首相、OECD事務次長へ
暫定政府のイブ・ルテルム(Yves Leterme)首相が、経済協力開発機構(OECD)の事務次長に任命された。ベルギーでは、2010年4月の内閣総辞職、6月の連邦議会選挙以降、連立交渉がまとまらず政治空白が続いている。こうした状況下、暫定政府首相が国際機関の事務レベル職へ転出することは異例。後任には、ディディエ・レインデルス(Didier Reynders)副首相兼財務・制度改革相の名前が報じられている。 (9月16日)
(4)連立交渉、権限移譲でも合意
ディルポPS党首と主要8党は、連邦から地域への一部権限移譲で合意した。3つの地域政府は今後、これまで連邦が担ってきた徴税権を持つようになる。ただし、3地域間で大きな税制上の格差が生まれないよう、一定の規制枠が設けられる見込み。8党は、新政権樹立に向けて交渉を続けている。
(9月24日)
(5)2012年予算案は次期連立政権で
暫定政府のイブ・ルテルム首相と次期連邦政府の組閣担当者であるエリオ・ディルポPS党首は、2012年予算案は連立に加わる政党間で策定することで合意した。暫定政府は、連立交渉参加政党に対して、すべてのデータを引き継ぐ。 (9月28日)
(1)8月の新車登録、0.7%増
2011年8月の新車登録台数は、前年同月比0.7%増の3万7,788台だった。新規登録車の11.3%がフォルクスワーゲンで、ルノー(8.3%)、シトロエン(8.2%)がこれに次いだ。
(9月2日)
(2)8月の失業手当受給者数、42万7,621人
2011年8月の求職中の失業手当受給者数は42万7,621人となり、前月比0.1%減少(前年同月比では6.6%減少)した。 (9月21日)
(3)9月の消費者物価、3.55%
連邦経済省は、2011年9月の消費者物価上昇率は前年同月比3.55%と発表した。前月に比べ0.05ポイント下降した。 (9月29日)
(1)BMW、エベール拠点を拡張へ
ドイツ自動車大手BMWは、ブリュッセル首都圏エベール(Evere)にある販売拠点で、1万2,000平米のショールームとサービスセンターを拡張する。投資総額は2,500万ユーロとみられ、50%の売り上げ増と12人の雇用増が見込まれている。 (9月7日)
(2)VPK、ドイツにシートフィーダ工場を新設
VPKパッケージンググループ(VPK Packaging Group)は、ドイツ・リーネフェルド(Leinefelde)に「Aquila」ブランドのシートフィーダ(印刷用紙供給装置)工場を新設する。ポーランドにある2工場に続く第3の拠点で、投資総額は3,000万ユーロ。2012年7〜9月期の稼働が見込まれている。
(9月14日)
(3)東京ガス、欧州での発電事業に初参入
ドイツ電機大手シーメンスの子会社シーメンス・プロジェクト・ベンチャーズ(Siemens
Project Ventures)とベルギーの化学・製薬大手テッセンデルロケミー(Tessenderlo
Chemie)は、両社が保有するベルギーの天然ガス火力発電所運営会社ティーパワー(T-Power)の一部株式を東京ガスに売却することで合意した。 (9月21日)
(4)デルボー、香港企業への株式売却を完了
高級皮革ブランド大手デルボー(Delvaux)は、香港のアパレル大手リ&フン(Li & Fung)グループの投資会社、フン・ブランド(Fung Brands
Limited)がデルボーの株式80%の買収を完了したと発表した。20%は現株主が維持する。 (9月27日)
(1)ドイツなど主要国のGDP成長率、軒並み減速−11年第2四半期−
EU統計局(ユーロスタット)は、EU27ヵ国の2011年第2四半期のGDP成長率(前期比、季節調整済み)を0.2%と発表した。ユーロ圏17ヵ国も同じ0.2%だった。国別では、ドイツ、フランス、オランダなどの主要国が前期に比べ軒並み減速した。他方、ポルトガルがようやくマイナス成長からプラスに転じた。
(9月6日)
(2)11年のGDP成長率、1.7%に下方修正−中間経済予測−
欧州委員会は中間経済予測で、EU27ヵ国の2011年の実質GDP成長率を1.7%と、春季経済予測(11年5月発表)から0.1ポイント下方修正した。わずかな下方修正にとどまったのは、第1四半期の予想以上の経済成長に支えられたため。第2四半期以降は、世界需要後退の兆候や新興国での緩やかな成長などで、より大きな下方修正が行われた。経済成長の抑制で、消費者物価上昇率は春季経済予測時よりも低下が見込まれる。
(9月15日)
(3)8月の物価上昇率、ユーロ圏とEUともに横ばい
2011年8月のユーロ圏17ヵ国の物価上昇率(前年同月比)は2.5%、EU27ヵ国は2.9%で、ともに前月と同じだった。 (9月15日)
(4)欧州委、2050年までの効率的な資源利用のロードマップを発表
欧州委員会は、2050年までにEU経済を持続可能な経済に転換させるための「欧州での効率的な資源利用へのロードマップ」を提示した。欧州委員会は今回のロードマップを通じて、より少ない資源利用を基礎に、競争力と成長を維持する課題に取り組もうとしている。 (9月20日)
(5)欧州委は必要なしとの見解−日本の貨物船の放射線全量検査−
欧州委員会は、日本の貨物船と貨物に対する全量検査の必要はないとの見解を示した。ただし、全量検査をするかどうかの判断は加盟各国に委ねられている。 (9月21日)
(6)欧州委、EU単独の金融取引税導入を提案
欧州委員会は、EUでの金融取引税の導入を提案した。当事者の少なくとも一方がEU所在の金融機関の金融取引に対し、0.1%、または0.01%課税する。欧州委は2014年1月1日からの適用を目指すとしているが、英国はEU単独での導入に反対しており、難航が予想される。
(9月28日)
(7)8月の失業率は5ヵ月連続の9.5%
EU加盟27ヵ国の2011年8月の失業率(季節調整済み)は前月と変わらず、9.5%となった。ユーロ圏17ヵ国は10.0%で、4ヵ月連続で変化がなかった。国別では、ハンガリーが前月比0.3ポイント改善したほかは、プラス/マイナス0.1ポイント以内の変化しかなかった。とはいえ、スペインは21.2%で悪化の一 (9月30日)
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